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訪問看護師になって・・・ ②


~前回の続き~

患者さんが、看護師を信頼する姿もすごいと思った。
臨終を間際にし、意識も朦朧とする中でも、担当の看護師が声を掛けるとパッチリと目を開け、伝えたいことを懸命に話す姿にはとても心を打たれた。

病棟や外来で勤務していた頃は、業務に追われ、患者さんの思いが十分に聴けなかった。
本当は言いたいことがあったんじゃないかとか、もっとしてあげられることがあったんじゃないか、と思うことがたくさんあった。

訪問看護では、患者さんの思いをしっかり聴くことができる。
わかりやすく説明して、納得して自分の人生を選択できる。
ご本人とよくお話して行ったケアで、段々と状態が良くなっていく患者さんをみるのはとても嬉しかった。
これが看護師としての一番の喜び、やりがいだと思った。

経験が少なく、訪問看護は未経験の私が、先輩たちのようにできるかというと到底無理でした。だから何かひとつでも、この人にプラスになるものを残していこうと思っていました。気持ちよかったとか、心配なことを聴いてもらってすっきりしたとか、楽しい話をして気持ちが明るくなったとか。
そんな気持ちで訪問を重ねていくうちに、私の訪問を喜んで下さるようになり、相談して下さるようになりました。
こんな私でも頼りにして下さっているのだなと思って嬉しくなって、もっと頑張れました。

ここでお仕事するようになって2年7か月。『幼稚園の15時のお迎えに支障のない時間帯で働きたい』 という異例の希望も快く引き受けて下さったおかげで、子どもに大きな負担をかけることなく、わが子ももうすぐ卒園を迎えます。時々熱を出したり、行事やPTAで休むこともありましたが、嫌な顔をするスタッフは誰もおらず、とても有難かったです。

ここでの看護を経験し、以前よりは『自分の周りにいる人だけでも助けられる看護師』に近づけたような気がします。
相手を想い、その人に合わせてケアをする。訪問看護は看護師としての醍醐味を感じられる看護だと思います。
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